ある人のブログについて思うこと3(選択肢の豊富さと自由について)

ある人(Kと私は称しています)のブログの要約をします。お互いに引用元をつけずにブログを参考にしている間柄だと思っています。

 

 

K氏の一つのブログの要約。

 

幸福になるには、選択肢の多さが重要です。「やろうと思ったらできる」というのが選択肢があることであり、自由なのです。サッカーのフォワードはどのポジションもできますから「やろうと思えば何でもできます」が、ディフェンスはフォワードができなくて甘んじたポジションです。

 

理系は文系にも行けたのに理系に行きますが、文系は理系に行くのは難しいです。(数学や物理は才能だからです)

 

金持ちが吉野家などで食事をするのと、貧困層吉野家で食事をするのとでは、選択肢の多さで違いがあります。貧困層は選べずに吉野家ですから。

 

他には、「買えないけど欲しい」というのも不幸の始まりです。「買おうと思えば買えるけど、敢えて買わない」という人は金持ちに多いですが、それは選択肢の多さです。

 

まとめると、「何かができる」とか「何かを手に入れている」という状態よりも、選択肢が豊富にある状態「やろうと思えばできる」や「買おうと思えば買える」の方が人間は幸せだということです

 

これの続きは、都会のホワイトカラーは「何かができる」や「何かを手に入れている」状態と言えます。ですが、医者や大企業の社長などは、実は選択肢が多くないのです。

 

有名中学(や高校)から有名大学に入り、大企業などのレールに乗ることを義務付けられます。本当は、ミュージシャンや小学校の先生やうどん屋のチェーンの店長などになりたかったとしても、勉強の道を選んだら、そのレールから逃れることは難しいのです。

 

ブルーカラーの選択肢の少なさは当然として、ホワイトカラーでも選択肢が少ない中で仕事をしているように見えます。

 

それは自由ではないので、幸福といえるのか?という疑問なようです。以上、ここまで。

 

この疑問を私なりに紐解くと、橘玲氏の著作「専業主婦は2億円損をする」に行き着きます。以下、引用・まとめです。

 

 

 

 

橘氏は著作の中で、仕事を3つに分けています。

1 クリエイター (歌手、俳優、芸術家、作家、マンガ家、アニメーターやベンチャー起業家など)

2 スペシャリスト (医者、弁護士など。いわゆる専門職)

3 マックジョブ(バックオフィス) マックジョブマクドナルドなどの時間給の仕事。バックオフィスは事務系の仕事で非正規に多い。

 

1と2を合わせてクリエイティブクラスと呼ぶそうです。

 

1と2の違いは、拡張性があるかどうかだといいます。映画は大ヒットすれば、世界中の映画館で上映され、DVDやTV化されるので、映画スターには莫大な富が入ります。

 

対して、劇団の役者(例えば宝塚のトップスター)は、出演者の収入は、劇場の大きさ、1年間の公演回数、顧客が払える料金など、限界が決まっています。

 

コンテンツの拡張性は、映画、本、音楽、ファッション、プログラムなどあります。

 

拡張性のない仕事は、劇団の俳優、弁護士・会計士・医者などのスペシャリスト(専門家)であり、扱える事件やクライアントの数には上限があります。(時給は高いですが)

 

マックジョブも拡張性がない仕事ですが、責任が少ないです。外科医の手術の失敗は医療過誤で訴えられる可能性がありますし、弁護士は裁判に負けて依頼者が納得しなければ、弁護士会に懲戒請求されたりします。

 

しかし、マクドナルドの仕事はマニュアル通りであり、アルバイトが責められることは少ないです。

 

次に、労働の捉え方がクラスによって違います。

1 クリエイター (天職とみなす) 仕事にやりがいや充実感や社会的意義を見出し、金銭的な見返りや出世だけでなく、楽しいから働きます。自己実現の生き方であり、仕事と人生を切り離しません

2 スペシャリスト (キャリアとみなす)  仕事を通じて自分を成長させ、多くの収入と社会的な評判を手に入れるために、キャリアアップに勤しみます。仕事と人生は切り離しています

3   マックジョブ(バックオフィス) (労働とみなす) 仕事は生計を立てるものです。仕事と人生は完全に切り離し、家族や趣味を楽しみます。以上、ここまで。

 

K氏が悩んだ論点が明確に浮き彫りになり、解決されたのではないでしょうか?

 

つまり、医者などの専門職は自由や選択肢がなく、楽しそうに見えないのは、キャリアとみなしているからです。 対して、クリエイターは一部しかなれない激戦区ですが、彼らは天職であり、だからこそ、人生を楽しんでいるのです。

 

つまり、選択肢の多さや自由というのも大事ですが、どのクラスにいるかが大事なのですブルーカラーが不幸せそうに見えるのは、クリエイターやスペシャリストの生き方が可視化されて、比較できて見えてしまったのも関係あるかもしれません。

 

または、ブルーカラーといっても、スペシャリスト系のブルーカラーなら、それなりに幸せかもしれません。(専門的な仕事な場合) 農業をやっている人は漁師などはもしかしたら、その行為を楽しんでいるかもしれません。

 

マックジョブやバックオフィスが特に、不幸せなのでしょう。人生の大半を過ごす仕事時間が楽しめなくて、趣味や家族に重きを置くのですから、当然です

 

これに、橘玲氏の「金融資本」「人的資本」社会資本」の3つの組み合わせ論理が加わり、最低でも2つの資本があったほうが人生の自由度が大きく、幸福だと言えるのです。詳しくは本をお読みください。

 

しかし、私は仕事の捉え方を別の切り口から見ています。以下の記事で書いています。

以下、引用します。

「仕事は基本的にこの3種類」というタイトルで書きます。

 

「頭脳系」 頭脳を使う仕事。 IT系や、コンサルタントやアナリスト、学者や研究者や官僚など多数。

「精神系」 神経、精神を消耗する仕事。 営業や、接客や、運転系など。

「体力系」 体力を使う仕事。    倉庫やガテン系や、建築系、整体師など多数。

 

ちなみに、これらの3つは独立しているわけではなく、割合がどれだけ高いか?で分類しています。以上、ここまで。詳しくは記事をお読みください。

 

クリエイティブクラスは基本的に頭脳の割合が高いと思います。特に、クリエイターはそうでしょう。

 

そして、マックジョブ(バックオフィス)は、体力系だと思います。精神もそれなりに使うでしょうが。

 

スペシャリストは頭脳の割合は高いですが、精神もそれなりに使います。なぜなら、責任が大きいからです。

 

私はこの3つのうちの特に「何で疲れたいか?」を考えるのが仕事選びで大事だと思っています。私は基本的にエニアグラムのタイプ5の知的好奇心の強さで探究心が強く、暗記力が高くなっており、それにタイプ1の勤勉さが加わり、ハードに修行してきました。

 

しかし、いくらハードに修行するといっても、私の場合、精神や体力でなるべく疲れたくないのです。疲れるなら、頭脳がよくて、選択肢が少ないからこそ(精神と体力が疲れる仕事はやりたくない)、ハードにやっているのです。

 

だからこそ、いつも危機感があります。危機感の強さも、生存が揺らいでいるわけですから、危険察知力につながり、暗記力や予測力が研ぎ澄まされているのかもしれません。

 

橘玲氏のいう「天職」とか「好き」だからやっているのとは私は違います。苦痛度が一番低く、これしかできないからやっているのです。(将来的には、執筆と同じく、プログラミングもこの分類に入るかもしれません)

 

そういう意味では、橘玲氏の考察は私には合わなかったかもしれません。

 

ですが、橘玲氏の本は基本的に本質を突いており、非常に文章も上手く、ビジネス書著者としてはNo.1のポジションに近いと感じます。

 

実際に、売れ行きもいいですしね。出せば、売れるというポジションです。それは独自のモノの見方、捉え方、切り口があり、しかもそれを構造化して整理してわかりやすくまとめあげ、文章も上手いからだと思うのです。

 

彼の本は私は一応、立ち読みしますが、ざっと読んですぐに買っています。そして、読んでみたら、やはり内容は良いのです。(ただし、焼き直しの部分、著作の重複部分は多い

 

K氏のブログを読んでいて、しかも最近、橘玲氏の本を読んでいたので、関連が結びつきました。参考になれば幸いです。

 

以上です。

 

参考・引用文献。