抽象度のコントロールは大事

「経営者の教科書」「シンプルに結果を出す人の5W1H思考」から、私自身がまとめます。

 

抽象度の高さでいえば、顧客が買うものは以下です。

「満足」→「商品やサービス」→「具体的な商品名やサービス名」です。

 

 

ここで、「ドリルを売るには穴を売れ」という本の言うように、ドリルを売っているのではなく、「穴」を掘る機能を売っているのだよと書かれています。

 

つまり、「穴」→「ドリル」ですね。

 

抽象度は左に行くほうが、高いです。

 

ですが、上記の例でいえば、「満足」を売ろうと考えても、あまりにも範囲が広すぎて、具体的な案は浮かばないでしょう。

 

まだ、「穴」という機能の方が、具体的な案が浮かびやすいと思います。

 

このように、抽象度は高ければ高いほど、いいというわけでもありません。ちょうど良い抽象度の高さがあるのでしょう。

 

私は、抽象的な思考ができる人のほうが頭がいいと思っています。数学的、哲学的思考などでは特に使われるでしょう。

 

よく、具体的事例や具体的な固有名詞を多く、例に出すと頭がよく見える現象があります。物知りだと思われるからだと予測します。

 

ですが、具体的事例で物事の現象を理解するのは大事ですが、たくさんの具体的事例、固有名詞を挙げても、結局は言いたいことは抽象的概念なわけです。1つ、具体的事例を示すだけでも、極端な話、十分な場合もあります。

 

大前研一さんは、具体的事例、固有名詞の達人だと思います。ものすごく、具体的固有名詞を出しまくるので、頭がよく見えるのです。私も、昔、すごく感心していましたが、今は「実は大したことを言っていななかった」と感じています。

 

ですが、具体的事例、具体的固有名詞を出す人も必要です。そうやって調べてくれる人は貴重です。ですが、頭が良いわけではなく、単に、よく調べているのと、記憶力が高いだけだと思います。

 

抽象的概念のパターンをたくさん記憶しておくほうが頭を使います。そして、応用範囲も広いのです。

 

以下の本は、抽象と具体のことがよくわかるのでお勧めです。

「抽象と具体」

 

 

 

ちなみに、先ほどの「穴」→「ドリル」ではまだ爪が甘いのです。

 

「ドリルが欲しい」→「穴が欲しい」(表層的・顕在的ニーズ)→「棚や犬小屋を作りたい。(ネジ穴を作り板と板を張り合わせたい)」や「ネックレスを作りたい。(部品に穴をあけてひもを通したい)」や「容器を作りたい。(大きなくぼみを作りたい)」 (本質的/潜在的ニーズ) という流れまで持っていかないといけません。

 

顧客の真の目的は「穴が欲しい」より、さらに上の次元があるのです。

 

「棚や犬小屋を作りたい。(ネジ穴を作り板と板を張り合わせたい)」の競合商品は「接着剤、すでに穴のあいた板など」です。

 「ネックレスを作りたい。(部品に穴をあけてひもを通したい)」の競合商品は「キリ、ドライバーなど」です。

「容器を作りたい。(大きなくぼみを作りたい)」の競合商品は「彫刻機、ノミ、粘土など」です。

引用。P53。

 

 

参考、引用文献。