情報収集だけで勝てるのか?

まず、私の以下の記事をお読みください。

 

 

以下、記事から抜粋します。

 

さて、知識があるかないかで差がつく段階のことを情報格差と言います。次に、知識があるなしの段階を超えて、実行できるかできないかで差がつく段階のことを「実行力格差」と言います。

 

知っていても、実行できないことって、世の中多いです。「分かっているけど、できない」ってやつですね。

 

この構図を4象限にまとめました。

1 知識がある人&実行して結果を出した人

2 知識がある人&実行できなく、結果を出せなかった人。

3 知識がない人&実行して結果を出した人。

4 知識がない人&実行できなく、結果を出せなかった人。

 

 

1の人は理想系でしょう。きちんとした知識があることから、方法論にも詳しく、コーチやマネジメントもできるでしょう。

 

2の人は情報だけはあるのですが、いわゆるノウハウコレクターと呼ばれる人達で、実行段階でつまずいている人達です。情報や認識さえもない人が大半ですので、何もない人達に比べたら、マシです。

 

3の人は実践派であり、天才肌でしょう。ただし、理論や方法論や知識が乏しいので、なぜ成果が出たのか不明で、人に教えることは難しいでしょう。いわゆる、再現性も低いです。野球の長嶋茂雄さんでしょうか。

 

4の人は世の中の大半の人達です。私の本でまずは知識だけは蓄えて、知識武装した方が良いでしょう。以上、ここまで。

 

さらに以下の記事を貼ります。

 

記事から抜粋します。

 

そもそも分量に慣れていないというのは大問題です。情報量の多さ発信力になるし、世の中での問題解決力につながるからです。情報を少なくすればいい、シンプルがいいという人は、世の中の複雑性を理解してない意見です。

 

正直、たくさんの武器を与えられたという「たとえ話」にすると、2つぐらいしか使いこなせていない人だと言えます。上級者は極端な話、50くらいの武器は使いこなしているのではないでしょうか?

 

将棋で言えば、情報量が多い(定石や詰め将棋など)方が強いはずです。情報量が多いということは武器のオプションをたくさん持っており、有利なのです。あとは、それを使いこなせるかどうかだけです。

 

将棋で、情報量を少ないままで戦うプロがどこにいるのでしょう?世の中も同じです。情報量が少なくていい、シンプルでいいという人は、武器が少なくていいというのと同じです。それで戦える相手であればいいのですが、上に行けば行くほど強豪になり、勝てなくなると思います。

 

情報量が少ないとディベートにも不利になります。情報量は大いに超したことはありません。それだけ、反論のスピードも速くなります。既知が多いので、未知の分野を開拓できるからです。既知には無意識な反応で済ませ、未知に意識を当てられるので、思考の余裕ができるのです

情報量の話は、「ダントツにすごい人になる」という本に書かれています。P256~257からの引用です。

 

ある勉強会で将棋の谷川浩司永世名人にお会いしたのですが、谷川さんは将棋が強くなるというのは読む手が減ることだ、と仰っていました。この話はまったく同じだと思います。無意識にがばっと裁ける力が実は強い。本当の達人は数手しか読んでいないと話していらっしゃいました。

 

そうなんですか。

 

谷川さんによると、論理的には将棋には、たとえば開始時点で自分が30手、相手が30手で、自分と相手が一回打つだけで900の場面展開があるけど、本当に強い人はそのうちのいくつかしか読む必要がない。その数手を深く、深く読んでいるんだそうです。

 

加えて、情報量を増やす際には正確さや重要度も重視すべきです。闇雲に情報を増やしてもゴミ情報が増えるだけですので。ただ、自身に評価軸がない場合、そもそもどの情報が正確であり、重要なのか判別が難しいですよね。

 

よって、個人のIQや情報処理能力によって対応が異なりますが、IQが高い人は情報量を詰め込み、低い人は詰め込む際に吟味すべきかもしれません。さらに、正確な情報を闇雲に集めるより、体系立てて集め、整理すると自分の中の脳内地図が綺麗にまとまり、処理しやすくなるはずです。 以上、ここまで。

 

これらの情報をまとめると、「情報格差」は大事で、まず第一戦といえます。情報量が多ければ武器のオプションが増え、有利になります。第二戦が「実行力格差」で、「実際に実行できるか、意思決定し、行動できるか」です。情報を詰め込んでも行動に移さなければ、または行動できなければ(見ているのとやるのは別で、実際にやるのは大変)、差をつけられません。

 

情報格差の時点では、日本の情報だけでは不利なので、「欧米の知識を手に入れるべきだ」という意見があります。これは、私は欧米を過信しすぎだと思うのです。

 

例えば、以下の記事。

人生の極意 - 佐藤優 - Google ブックス

 

スパイやインテジェンス機関の秘密は95%(いや、98%) を新聞、雑誌、書籍などの公開情報から得ていると言っています。

 

これに関しては私は懐疑的で、少なくとも国家(NSA)は、非合法な手法(盗聴など)で、秘密を得ていると思われます。つまり、公開情報がほとんどを占めるわけではないと思います。しかし、それでも、少なくとも50%くらいは公開情報に頼っていると私は見ています。(あくまで、推測値です)

 

さらに、以下の記事。


2000年ごろにバーナンキクルーグマンが日本政府の経済政策への対応が不十分だと批判していましたが、実は日本政府のやり方は正しかったのだと。後で、クルーグマンは謝罪しています。アメリカもリーマン・ショックで、日本の後追いをしましたからね。つまり、アメリカが全て正しいことをしているわけではないのです。

 

さらに、日本のトヨタ式は世界最強の手法です。アメリカは学ぶ側でした。

 

つまり、何が言いたいかというと、「情報収集で海外に頼らなくても、思考力で情報を独自に生み出せば、欧米並みか欧米以上の知見を得られる」ということです。

 

もちろん、タイムマシーン経営という言葉があるように、アメリカから最先端のビジネス事例をコピーして持ってくれば、日本では成功しやすいと言われていました。ですが、今は、難しくなったという記事もあります。

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つまり、情報格差に関しては「英語を学んでタイムマシーン経営を目指すより、思考力で勝負して、情報量を増やした方がいいのでは?」という意見です。

 

情報戦で、情報を闇雲に探しまわるより、ある程度の情報を得たら、自分で考えてみるというのが大事なのだと思います。(情報収集を否定しているわけではなく、同じぐらい、自分の頭で考えることが大事だと言いたいだけです) 

 

私も、情報収集はかなりしていますが、同時に、独自の解釈や分析や付加価値を加えています。

 

また、以下の記事を貼ります。理解力により、洞察力を働かせて本質を掴むことで、付加価値を加える、つまり独自に考えると同じということになります。

 

 

「情報収集だけで勝てるのか?」というタイトルの問いには、情報収集はもちろん大事ですが、同時に自分の頭で考えることも同じぐらい大事であり、その後に、実行で勝負の明暗がわかれるという返答になります。

 

何かの参考になれば。以上です。