書評 「脳にまかせる勉強法」

目次

  
  1. 引用
  2. 私の意見

 

引用

  

書評 「脳にまかせる勉強法」

 

 

記憶法の本を過去に1冊も読んでいないか、「超初心者の最初の1冊目」としては非常に良い本だと思います。

 

一部を紹介します。

 

勉強の基本は「集中して、楽しみ、そして復習を繰り返す」ことだといいます。

 

1 「意志」を示すと、脳は一途に恋をする。

2 「回数」をこなすと、脳は機嫌がよくなる。

3 「感情」を利用すると、脳がうれしくなる。

 

 

また、以下の文章を本から引用します。(この部分に感動したので、本書を紹介しようと思ったんですよね)

 

あるとき、たまたま観たテレビで、成功している有名なスポーツ選手のインタビューが放送されていたのですが、その選手が話していた内容も同じことでした。

 

インタビューでその選手が言っていた内容は、「人生は山あり谷ありだと思っていて、その谷はどんなに深くても構わない。なぜなら人が体験したことのないぐらいの谷を経験した人間だけが誰も登ったことのない高さの山に登れるという哲学を持っているから。苦しみに出合うことはすごくラッキーなことで、これに正面衝突していかないと大きな栄光は手にできない」というものでした。

 

この選手もマイナス要素を成功の前提条件としていました。そして私は、自分から積極的に面倒くさいこと、苦しいこと、つらいことを探して優先して取り掛かるようにしたのです。

 

おかしな人と思わないでほしいのですが、何か行動するときいは頭の中で、「つらさを望む、苦しさを望む」と繰り返していました。

 

つらさ、苦しさを望む、といってもそんなに大げさなものではありません。謝りの電話をかけるのは誰にとっても嫌なことですが、これも「つらさを望む、苦しさを望む」を意識してすぐに電話をかけるようにしました。

 

また、日課にしている運動でも、「面倒くさいから今日ぐらいいいか」という思いが浮かんできたら、「つらさを望む、苦しさを望む」を思い出して重い腰を上げたり、部屋が散らかってきたら先延ばしにせずすぐに掃除をしたりと、そういう小さい行動を続けているうちに、徐々に意識が変化していったのでした。

 

そのおかげで新しいことへの挑戦にも一歩を踏み出すことができ、その結果、記憶力日本一、さらに日本人初の記憶力の世界グランドマスターになることができたのです。

 

試験などの目標に向かって行う日々の勉強も、誰にとってもあまり楽しいものではありません。どちらかというと苦しい部類に入るかと思います。スランプのときなどはサボりたくなる気持ちもよくわかります。

 

そんなときでも、「つらいのは当たり前。この苦しさを乗り越えた先に喜びがある。つらさを望む、苦しさを望む」という意識が気持ちの根底にあれば、目標に向かって挫折することなく勉強も続けていくことができるのではないでしょうか。以上、ここまで。P144〜146。

 

私の意見

 

人生、特に、暗記は慣れて習慣化していないと、それなりに苦痛が伴うことだと思います。暗記は覚えようという意志が必要であり、集中力、好奇心(知りたいという気持ち)、感情(知って感動、心が動かされたか)、そして反復という要素が大事です。

 

身体や頭が疲れていたら、意志も集中力も鈍るし、反復もこなしにくくなるでしょう。よって、暗記という行為は疲れるものなのです。どちらかといえば苦行です。だから、暗記地獄系である受験勉強は苦行だと感じる人が大半なのです。

 

しかし、その苦行の暗記を自ら望むという姿勢、そして人生は楽しいことより苦しいことが多いという前提で仕事の苦行に比べたら、頭脳活動の暗記なんて苦痛度が低いと思い、自ら苦痛を望む姿勢が書かれており、私は非常に参考になりました。

 

また、人生は谷が深ければ深いほど、高い山に登ることができる(栄冠を掴める)という指摘は非常に重要です。私自身、過去の思い出したくない黒歴史がありますが、あれをどん底の谷であり、あれを経験したからこそ、将来の栄冠が掴めるという解釈に辿りつけたという意味で、この本の文章に出逢えたことに感謝すらしています。(だから、本書を紹介しようと心動かされたわけですが)

 

記憶法の初心者向けの本ですが、重要な要素は詰め込まれていると思います。ある程度、記憶法の本を読んだ方には物足りなく感じる可能性があります。そこは自己判断でよろしくお願いします。

 

以上です。