適応する現象

目次

  
  1. 事例1,2
  2. 事例3
  3. 事例4
  4. 事例5

 

事例1、2

  

適応する現象

 

人間は適応する生き物です。「最適化、適応化理論」の記事でも触れましたが、さらに詳しい具体例で見ていきましょう。

 

 

事例を見ていきましょう。

 

1 感覚が鈍る現象

 

普段、文章を書いている人がある一定期間、書かないでいると感覚が鈍るということが起こります。文章に適応していた脳が適応度を下げたためでしょう。スポーツでも普段の練習をさぼったり、ボクシングで言えば得意の右ストレートの練習ではなく、違うパンチの練習を増やすと、違うパンチの方の適応度が上がり、得意の右ストレートの適応度は落ちるでしょう。

 

2 環境に適応した者が生き延びる

強い者ではなく、環境に適応した者が生き延びると言われます。

 

 

事例3

3 人間は嫌でも適応する

人間は嫌でも環境に適応します。文章ばかり読んでいたら、脳が文章脳になります。話術を磨いていたら、話す脳になります。何事も「慣れ」なのです。慣れていない人にとっては、何事も最初は負荷が高いです。まだ、適応してないからです。

 

しかし、時間とともに、適応し、慣れてきます。しかし、頂点に立つほど上手くなるかは別です。そこには、才能や素質があるでしょう。しかし、一定レベルへの上達までは慣れで大半の人がいけると思います。

 

思考法や発想法も慣れです。慣れということは普段の習慣です。自分が慣れ親しんだ思考法や発想法や文章法があるわけです。そこから、さらに上達するためには新たな習慣やトレーニングによって、適応させ、慣れる必要があります。

 

スポーツでも、プロ野球の剛速球にも適応します。「世界野球プレミア12」の準決勝で、大谷投手の投球に適応した韓国打線は似たような投手の則本投手を打ち崩してしまいました。

 

プロ野球選手は一流であり、特に適応度が高いので、似たような投手ではなく、変化をつけた投手を起用しなければならなかったという教訓です。

 

事例4

4 人間は嫌でも適応する 具体例(ストレス耐性と環境)

 

また、高ストレス下の環境に置かれた人間はストレス耐性が高いでしょう。逆に、低ストレス下の温室育ちの人はストレス耐性が低いです。ブラック企業は高ストレス下ですが、ブラック企業経験者がある程度、評価されるのはストレス耐性が高いと思われているからでしょう。

 

人間は、逆境を経験すると強くなります。高ストレス下を経験すると、それより下のストレスを大したものと感じなくなるのです。ただし、あまりにも高ストレス下が続くと、身体が壊れてしまいます。

 

また、人間は適応するということは周りの環境に左右されやすいということです。低い能力の人に囲まれて過ごすと、それは伝染します。影響されないようにするためには、確固たる強い意思が必要です。

 

しかし、どちらかというと、良い方には簡単に適応します。宝くじに当たり、現金1億円をもらっても、1週間くらい経てば、普通の感覚になります。高収入や贅沢にも簡単に慣れます。

 

収入が落ちた時が悲惨です。人間というのは一度なれた生活水準は下げにくいのです。経済学ではこれを「ラチェット効果」というそうです。良い方への適応は簡単なのです。ですが、悪い方にもある程度、適応します。ずっと続くと、身体を壊しますけどね。

事例5

5 人間は適応するのだが、適応度を上げるために若い頃は下地を作るといい

 

人間はこのように適応します。ただ、適応するには時間がかかります。よって、10代の頃は、いろいろな分野に適応できるための下地を作っておくといいです。

 

ある程度、適応し、慣れておけば、将来の様々な分野への適応をやりやすくするでしょう。思考が得意だからといって、暗記分野を軽視していると、暗記への適応度が下がります。暗記が得意だからと、思考を怠けていると、思考への適応度が下がります。

 

あらゆる科目や、作業に慣れて、下地を作っておくことが大切です。下地さえ作っておけば、20代以降に挑戦する新分野への適応が楽になるでしょう。

 

以上です。