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「「起業のマトリクス」という本に一部、パクられたかも?」

目次

  
  1. 「キュレーターが就活本の読書ガイドを書くとしたら」からの引用
  2. 「起業のマトリクス」という本の一部の要約
  3. ビジネスコンテストの欠陥と著作権の難しさ

 

「キュレーターが就活本の読書ガイドを書くとしたら」からの引用

  

「起業のマトリクスという本に一部、パクられたかも?」

 

「キュレーターが就活本の読書ガイドを書くとしたら」という本で、以下の文章を書きました。この内容を理解したうえで、パクられたかもしれない箇所を読んでください。

 

また、こういう話もあります。

TV番組「グサッとアカデミア」(2016年6月9日分)の内容からです。

1 やりたいこと&できること

2 やりたくないこと&できること

3 やりたいこと&できないこと

4 やりたくないこと&できないこと

の4つに仕事が分けられます。

 

1の領域の人は幸せです。ですが、予備校講師の林修氏も2だと言います。つまり、やりたくないこと&できることの領域です。予備校講師よりもやりたいことがあって挑戦しましたが、全部、失敗して借金したそうです。最後に残った予備校講師をやったら、できることだったのです。

 

できることに対して、人々は満足しにくいです。おそらく、楽をしていると感じてしまうからでしょう。ですが、できることを人は過小評価しがちです。自分は楽々できることでも、他人はなかなかできなかったりするのです。

 

マズロー欲求説によれば、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、自己尊厳欲求自己実現欲求の順に高度な欲求だといいます。生理的欲求が一番、下の欲求です。下から、積み上げて上の欲求に到達します。

 

で、自己尊厳欲求とは人から認められることであり、できることで感謝されれば幸せじゃないのか?林修氏は言うのです。やりたいこと(自己実現欲求)を追い求めても、できなければ幸せじゃないのでは?と。やりたいことよりできることで感謝されようと。

 

そして、できる領域を軽く見てはいけません。軽々とできる人は多いのです。やりたい(努力する)という時点で、軽々とできることからは程遠いのです。軽々とできる人は世の中にはいっぱいいます。やりたい(努力する)という時点で、もはやそれは強みとは言えないのでしょう。こういう話も参考になるのではないでしょうか。

 

また、この方程式はグラデーション(濃淡)もあると思います。例えば、1のやりたいこと&できることの表現で言えば、そこそこやりたいこと&そこそこできることなどの強弱の違いがあるのです。2のやりたくないこと&できることで言えば、やりたくないと極論で表現せず、好きでも嫌いでもない、どっちでもないけれども、できることという表現に変わります。

 

そして、この濃淡、強弱が微妙で曖昧なグレーゾーンの人の方が多数派だと思うのです。上記に挙げた4つの象限に完璧に当てはまる人の方が少ないでしょう。4つの象限は参考にはなりますが、濃淡、強弱の違いも考慮に入れて、進路選びをしたいものです。

 

林修氏の式をさらに変形することもできます。

1 やりたいこと&できること&他者に求められていること。

2 やりたいこと&できること&他者に求められていないこと。

3 やりたいこと&できないこと&他者に求められていること。

4 やりたいこと&できないこと&他者に求められていないこと。

5   やりたくないこと&できること&他者に求められていること。

6    やりたくないこと&できること&他者に求められていないこと。

7   やりたくないこと&できないこと&他者に求められていること。

8   やりたくないこと&できないこと&他者に求められていないこと。

 

複雑すぎますが、詳しく解説していきます。まず、他者に求められるとは上司だったり、会社だったり、世間(市場)だったりします。他者に求められるということは、やりたいことではないかもしれませんし、できることとも区別されます。自分軸(やりたいこととできること)とは別に、他人軸が介入してくるのです。

 

1 は、やりたいし、できるし、求められているので理想型です。

2 は、やりたいし、できるけど、求められていない点がネックです。

3 は、やりたいけど、できない、けれど他者には求められている状態です。これはやる気満々で、仕事もありますが、能力不足の状態です。

4 はやりたいけど、できない、さらに他者にも求められていないという状態です。これこそ、趣味ではないでしょうか?

5 はやりたくないけど、できる、そして他者に求められている状態です。これは、会社での雑用系でしょう。

6 はやりたくないけど、できる、けれど他者に求められていません。これは、できるだけで、独り相撲の状態です。

7 はやりたくないし、できないけど、他者には求められている状態です。これは、レベルの高い仕事で自身はやりたくない案件でしょう。

8 はやりたくないし、できないし、他者にも求められていないという最悪の状態です。

 

このように分類すると、かなり複雑になります。ですが、現実をより表していると言えるでしょう。ここにさらに、グラデーションが加わるのがおそらく現実をより表すのでしょうから、世の中とは複雑なのですね。

 

シンプルに考えようとか、シンプルイズベストが流行っているのかもしれませんが、世の中は複雑系です。もちろん、人間の理解できる範囲で世の中の複雑さを、シンプルにして、現実に活用しやすくするという視点は大事です。ですが、世の中とは本来、複雑なものなのだという理解だけはしておきたいものですね。以上、ここまで。

 

 

「起業のマトリクス」という本の一部の要約

「起業のマトリクス」という本では、以下のように書かれていました。要約しました。

「求められること」「できること」「やりたいこと」の順でビジネスを回すべきだといいます。「やりたいこと」を最初から普通はできません。福山雅治さんは「本当はロックやパンク音楽がやりたかった」そうです。

 

ですが、最初にその依頼はなく、まずドラマ出演でルックスで売り、そして、恋愛ソングでも売り、音楽を続けることを優先したそうです。売れてきたら、自分のやりたいことができるチャンスが来るのだといいます。

 

起業での商品づくりでも、まずは「求められること」から入るべきです。市場、ニーズありきです。最終的には「やりたいこと」もやらないと、やりがいがなく、仕事が続きませんが、最初の段階ではそれはいけません。

 

自分より立場が上の人などに、「やってみる?」と言われることが「求められていること」の場合が多いそうです。そういう熟練者は「求められていること」「できること(できそうなこと)」を見抜く精度が高いので、あなたに依頼してくるのです。

 

資金的に余裕が出てきたら、さらに大きな市場で「求められること」「できること」「やりたいこと」を回したり、「やりたいこと」「求められること」「できること」の順で回すのもありでしょう。

 

最初は、「求められること」「できること」「やりたいこと」から回すのが仕事の成功のコツというわけです。以上、ここまで。P38~43。

 

私の記事を下地にしたような気配が漂っています。パクられたのか何なのか分かりませんが。私は自分の記事を2016年には書いています。「起業のマトリクス」という本は2016年12月22日に発売されたようです。偶然の一致か、それともパクられたのか。不明です。

 

とここまで、書いたのですが、どうやら、この方式は私の独創的なものではなく、従来からあったようです。「今の日本の教育改革のネタ元本の第5章」からの引用です。

 

ビジネスコンテストの欠陥と著作権の難しさ

 

しかし、ビジネスコンテストにも欠陥があるようです。以下のブログ記事に載っています。

medium.com

 

簡単に要約すると、仕事選びなどおいてはWill(やりたいこと)、Can(できること)、Must(会社や社会から求められていること)の3つの要素を検討すべきであり、従来のビジネスコンテストではMust、つまりニーズばかりを重視する審査員、つまり、経営経験のないおじさんたちが受賞作を決めていました。

 

しかし、実際に経営するとなると、WillCanがかなり重要なのです。そこが軽視されているビジネスコンテストは価値が薄まるという話ですね。

 

イデアは少なからず、似ることもあるので、意図的にパクっているのかそうでないのかを証明するのが非常に困難です。だからこそ、著作権は建前の概念だと私は前から主張しています。

 

ちなみに「起業のマトリクス」はかなり良い本なので、興味ある方は一読をお勧めしておきます。

 

 

 

 

以上です。